顎と体の連動と整体アプローチ
顎関節のズレは筋膜の緊張バランス
上顎と下顎の間に関節円板という軟骨があります。
関節円板がズレると、顎関節に引っかかりや鳴りや開口幅減少などが起きます。
まずは、初回施術でその場で起きた変化のキャプチャー画を見ながら、顎関節の関節円板のズレは筋膜の緊張バランスの左右差で発生していることを説明します。
施術前後の筋膜の緊張バランスと開口を確認
当院では、顎関節症の状態をビデオで撮って、施術の前後で開口の変化を確認していただいています。
ご本人はまっすぐカメラを見ているのですが...。
施術前の顔のブレの変化をご確認ください。
A様の初回施術前後の変化:
施術前、頭部全体の筋膜に斜めのテンションがかかっている。
この筋膜の緊張バランスの左右差が関節円板をずらすため、開口が斜めになり開口幅が小さい。
施術後は筋膜の緊張バランスがそろったため、関節円板のズレが解消し、真っ直ぐの開口で開口幅もアップしている。
B様の初回施術前後の変化:
B様もA様同様の変化が起きています。
施術前の状況
- カメラに向かって座っていただいています=骨盤はカメラに真っ直ぐ向いている
- 目はカメラを見ていただいています
- 顔(アゴ)は向かって左方向にブレています
- 関節円板にずれが生じているから開口に影響が出ている
施術後の状況
カラダの捻じれ解消=関節円板の引っ掛かりが取れて、開口がまっすぐ方向に変化
- カメラに向かって座っていただいています=骨盤はカメラに真っ直ぐ向いている
- 目はカメラを見ていただいています
- 顔(アゴ)が正面に向いている
- 関節円板のズレが解消し開口が正常に近づいた
関節円板のズレは全身の筋膜の緊張バランスに左右差が生じで起きていることなのです
筋膜の緊張バランスの左右差はなぜ生じる
ストレスと自律神経の仕組みの関係で起きている現象です。
ストレスを受けて筋膜(筋肉)や内臓系に自律神経が緊張をかけてきます。
ストレスの内容によっては、体にかかりっぱなしになる緊張があって、それが徐々に溜まっていくと考えています。
たとえば、下図の様に緊張が溜まると、筋膜の緊張バランスの左右差が生じる。
このように斜めのテンションが生まれていると考えられ、
これが関節円板のズレに影響することがわかっています。
つまり、
全身に溜まった緊張が顎関節施術の対象となるのです
内臓系に溜まった緊張も顎関節に連動していますから、
それらも含めて緊張のアンバランスが発生しています。
顎の痛みもストレスと自律神経が関わっている
緊張が溜まると、緊張が高まり、こり→痛み→しびれの様に様々な症状がおきます。
これは、肩こりや腰痛などと同様で、顎の痛みもこのメカニズムで起きています。
つまり、ストレスと自律神経の仕組みが生んでいるものです。
ここで大切なのは、関節円板がズレているから痛みが出ているのではありません。
顎関節の整え方
上記から、顎関節を整えるとは、全身に溜まった緊張を減らしていくことになります。
自律神経に着目した技術を使うことでこれが可能になります。
緊張とは自律神経の仕組み(脳)が入れていることなので、自律神経に働きかける技術で緊張を解放していきます。
緊張の減らし方
体に溜まった緊張は、その大半は過去の緊張なのです。
今となっては入れてなくてもよいはずの緊張を、脳が勘違いして未だに入れている状態。
自律神経が起こす筋反射(整体チェック法)を使うことで、溜まっている緊張にアプローチすることができます。
整体チェック法を使い、脳(自律神経の仕組み)に過去の緊張であることを気づかせれば、脳は自ら緊張を解放してくれます。
顎関節症がなかなか改善しない、もしくは、すぐ戻ってしまう方は、顎だけのアプローチになっていないか気を付けてみてください。
岡山市 顎の整体 ほぐし庵
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